今日もよく、生きました

そんな自分を受け入れて

No.5『〈ほんとうの自分〉のつくり方 ー自己物語の心理学ー』

著者:榎本博昭 発行日:2002年1月20日
 
一言で
〈ほんとうの自分〉は見つけるものではなく、語りの中でつくられるもの
 
痺れたフレーズ
・ある人物の「その人らしさ」を知るには、その人の生き方を導いている物語、つまり自己物語をつかめばよいということになる。
・自分というのは発見されるのででなく、物語的筋立てによって構成されるのである。
・相手にわかってもらえるように自己の体験を語り直すということは、相手の視点に立って自己の体験を見つめ直すこと、つまりこれまでとは違った視点で自己の体験を見直し、語り直すことを意味する。そこに自己についての新たな発見があるのだ。
・生き方を揺さぶられるような出会いというのは、自分の人生に関してこれまでとは違った振り返り方を可能にしてくれるような出会いのことである。
・自分を変えたいときには、日頃語っている相手とは違う聞き手を持つことだ。ふだんつきあっている相手とは違い聞き手に、思い切って自己を語ることで、語られる自己物語に変化が生じる。それが、言ってみれば、自分が変わるということなのだ。
気づきのシェア
 自分自身が「自分探し」という言葉に関心を持ったときに手に取った本。
「自分とは何か」を問う僕たちに対して、名言をぶつけまくってくれる本。
読みながら震えた。
 
生き方のモデルを失い「自分らしく生きること」を時代に突きつけられた僕たち。
納得のいく答えは簡単には見つからないが、立ち止まってはいられない。
 
一つの恋の思い出が、語る相手によって「悲しい物語」や「勇気の物語」はたまた「美しい記憶の物語」になったりするように。
 
僕は自分の物語をどんな風に語って生きたいだろうか。
あなたの物語に対してどんな聞き手になれるだろうか。
 
【10,000冊PJ 5/100】
<ほんとうの自分>のつくり方 (講談社現代新書)

<ほんとうの自分>のつくり方 (講談社現代新書)