今日もよく、生きました

そんな自分を受け入れて

No.6 『〈自分らしさ〉って何だろう?  自分と向き合う心理学』

著者:榎本博昭 発行日:2015年6月10日
 
一言で
硬いアイデンティティから柔らかいアイデンティティの時代へ
 
痺れたフレーズ
・人と比べること自体が悪いわけではない。何しろ、「自分らしくあればいい」なんて言われても、人と比べないと自分の特徴が浮かび上がってこないのだから。
・僕たちが自分に対してもつイメージは、もともと他者がこちらに対して抱いていたイメージなのだ。そのような意味で、自己は他者であるということになるわけだ。
・今の時代に求められるのは、個人をひとつの道に封じ込めるような硬いアイデンティティではなく、さまざまな可能性に開かれており、試行錯誤や方向転換を続けても壊れないような、いわば柔らかいアイデンティティをもつことなのではないだろうか。
・自分を社会にどうやってつなげるか。社会の中に自分の納得のいく居場所をつくることが切実な課題になってくる。
・自分にまつわるエピソードを思い出し、語るとき、重要なのはエピソードそのものではなく、そのエピソードがとくに記憶され、想起され、語られたということなのだ。
気づきのシェア
 
大学に行き、就職して、そのまま定年まで勤める。
そんな生き方が普通だと思っていた。
 
そんな自分は大学を卒業して1年間モラトリアム期間を過ごし、
その後に就いた仕事を3ヶ月でやめた。
 
何か一つの生き方に絞れない自分に対して無能感を持ったこともあった。
 
そんなタイミングで出逢った本だった。
 
この本から教えてもらったのは「今の時代は個人をひとつの道に封じ込めることはできない」という考え方。
 
それは見方を変えれば、それだけみんなが自分の生きた方に悩み、
安住の地が見つけにくい不安定な時代であるということだ。
 
そんな時代だからこそ、固定化された生きた方ではなく、
さまざまな可能性に開かれた生き方を目指すこともできる。
 
そんな風に厳しくも暖かく背中を押してくれた気がした。
 
自分の人生を生きるための、しなやかな軸を創っていこう。
 
【10,000冊PJ 6/100】