今日もよく、生きました

そんな自分を受け入れて

No.11『生き抜くための恋愛相談』

ズバッと言わない恋愛相談への招待状

生き抜くための恋愛相談

生き抜くための恋愛相談

 

 三行紹介

  1. 男性二人による恋バナ取集ユニット桃山商事が
  2. 恋でもつれた女性たちの相談を
  3. 時間をかけてときほぐし、「現在地」を明らかにする
痺れたフレーズ
・我々が推奨したいのは、”オールorナッシング思考”から”グラデーション思考”への転換です。
・「重い」を嫌う男性が多い理由はいろいろあると思いますが、中でも大きいのが「感情をやりとりするコミュニケーションに慣れていないため、相手の気持ちを受け止め、それに対してリアクションしていくことがうまくできない」という傾向です。
・”俺と彼女”という小宇宙において、ナンバー1であるはずの自分よりも”上”の男が存在している(ような気がする)ことが許せないのです。
・「いい人と結婚しないと幸せになれないのか問題」への解決策ですが、これは”普通の結婚教”のドグマなので、その信仰を受け入れるならば真実となります。しかし一歩その信仰の外に出てしまえば、それは数ある選択肢のひとつにすぎず、忠実に守る必要など1ミリもありません。
・相手の価値を低く見積もるとその人と過ごす時間の価値もそれに応じて低くなるということは、押さえておくべきポイントではないかと思います。

 人生を揺さぶる言葉

森田 ズバッと答えを出さなくても、多くの相談者さんは元気になって帰っていくんですよ。後日「スッキリしました」「いろいろ腑に落ちました」とうれしいメールをくれたりもする。これは我々が悩みを解決したのではなく、「自分が感じていたのはこういうことだったんだ」と、我々との対話を通じて自身が納得したってことなんだと思う。
清田 そうだね。たとえ状況が変わってなくても、自分が何に悩んでいたのかがクリアになれば、実は悩みごとって9割くらいは解決しちゃうような気がしています。

 ✳︎下線は筆者

 この本には女性の悩み相談とは別に桃山商事の二人へのインタビュー形式で進むコラムが出てきます。
紹介したのは最後のコラム「どうしてズバッと言わないんですか?」の二人の締めの言葉です。
 
この言葉を読んでいただくだけで、二人の恋愛相談に対する姿勢が良くわかると思います。
 
僕たちは恋愛に限らず、人から相談を受けた時に「こうすれば・・・、ああすれば・・・」と良かれと思って、ついアドバイスをしがち
 
それを、二人は「わかってるけど、できない」相手の葛藤を無視した行為だと看破します
 
そんな二人がどのように相談を受け止めて、言葉を返すのか、本書を読んで確かめてみてください。
(フレーズを読んでいただくだけでも雰囲気は伝わると思います。)
 
清田さんがこだわりを持っているのが「共感」。
それは単に「わかるよ」というものではなく、「同じ世界が見えている」というグループ感のようなものだと言います。
 
それは自分の殻から一歩踏み出して、相手の世界に飛び込む行為から始まる。
わかり合えない人間だからこそ、共感が生まれた瞬間には揺さぶるような喜びがあるのだろう。
 
人生を揺さぶる企て
ズバッと言わないで、相手との世界の共有に取り組んでみる
 
【10,000冊PJ 11/100】