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そんな自分を受け入れて

人が好きになれない『恋愛低体温症』のあなたへ

恋人が欲しい、結婚したい、でも面倒くさいのはどうして?

恋愛低体温症

恋愛低体温症

 

 なぜ恋愛が面倒くさいと感じるのか?

あなたが面倒くさいと感じることにはどんなことがありますか。
職場や取引先との人間関係、やりたくもない雑用、友達付き合い、PTA…
 
人によって色々あると思いますが、
中でも「恋愛」を面倒くさいと感じる人が僕の周りでも増えているような気がします。
そんな人に本書の「はじめに」に出てくるこの言葉が突き刺さるのではないでしょうか。
 
「面倒くさい」という意識の裏にひそむ本当の感情は、「不安と恐れ」です。
 
本当の感情は「不安と恐れ」
「面倒くさい」からやらないのではなく「不安と恐れ」があって傷つくのが怖いから「面倒くさい」と合理化しちゃってるわけですね。
胸が痛い…。
 
 恋愛低体温症の人たちは、じつは「恋愛するのが怖い」と感じているのです。だから、無意識に避けようとするのです。
 ただ、私たちはふつう、「怖い」という感情を感じないように、無意識にフタをして、抑圧します。そして、かわりに意識のうえでは「イヤだ」とか「面倒くさい」と考えます。 
 
恋愛に限らず、心にナイフを突き立てられたような気持ちになる言葉です…。
なぜ、私たちは「恐怖心」を抱いてしまうのでしょうか?
 

背景にあるのは「思い込み」

 
「恐怖心」を抱いしまう理由として著者は「思い込み」をいくつか取り上げています。
 
「私が本気で愛されることはない」
「いずれ、本当の自分がバレたら、私は嫌われる」
「私は、大切な人に見捨てられる」
 
もしかして、私がそうかも…と感じた人がいるかもしれません。
ただ、冷静に考えるとこのような思い込みを持っていたら、人生が辛いですよね。
 
どうして、私たちをわざわざ私たちを苦しめるような「思い込み」が生まれるのでしょうか。
 

生き方の土台は3歳までにつくられる

 
著者曰く、私たちは思春期が終わる頃までに、「生きるためのプログラム」を完成させてしまうそうです。
 
3歳くらいまでに身近にいた大人たちの対応によって、「この世が安全か、危険か」という世界観がつくられます。
 
母親が「女性」の原型となり、父親が「男性」の原型となり、家族が「集団」の原型となります。
 
幼いとき身近にいた大人のだれかを選んで、生き方をコピーするというものです。
自分が誰かのマネをして、どう生きるか、という選択・決断を、私たちは幼いときにしているのです。
 
今の日本に、3歳までに叱られたことがない人はどれだけいるでしょうか。
思春期までに親の喧嘩を見たことがない人はどれだけいるでしょうか。
 
おそらく、ほとんどいませんね。
だからこそ、私たちは子どもの頃に無意識的な人に対する「不安や恐怖」を抱えることになるのです。
(大事なことは、(ごく一部の人を除いて)親も決して悪気があってそういうことをしているわけではないということです。)
 
だとしたら、私たちは一生この「思い込み」を抱えて生きかなければならないのでしょうか。
 

シナリオはいつでも書き換えていくことができる

 
私たちの中にある一筋の希望は思い込みに「気づくこと」「意識化すること」です。
著者は本書の後半で、「気づくこと」の重要性について繰り返し言及しています。
 
ものごとがうまくいかなくてつらいとき、自分がいつもどう考えているのか、思考のクセをリストアップしてみましょう。
それらはみな真実でも事実でもない、ただの「思い込み」だと気づきましょう。
 
「相手は関係ないのですよ。あなたのなかに、そういう思い込みがあると気づくことが肝心なのですよ」
 
「いま何が起きているのだろう? このできごとで何に気づけばいいのだろう?」と自己認識を深めることに、意識を向けてください。
 
私たちにとって「気づく」とは変化の可能性を生み出すきっかけです。
逆に言えば、「気づけてない」ものには対処のしようがありません。(寝癖と同じ)
 
気づくためのコツは深い呼吸や笑うことでガチガチな自分を「ゆるめる」ことです。
恋愛に対して頑な心も、そろそろゆるめてみたいなと思った時は本書の出番ですね。
 

まとめ

 
恋愛が面倒くさいと感じるのは「不安と恐れ」が潜んでいるから
その「不安と恐れ」は「思い込み」からつくられたもの
「思い込み」は思春期までにつくられた「生きるためのプログラム」が元になっている
それは「気づく」ことによって変えていける
 

P.S. 

ヴレッジバンガードで偶然見つけて、タイトルが引っかかりすぎて購入。
恋のテクニック以前の幸せになるために重要なことが書いてありすぎて、このタイトルで本当に必要としている読者を逃しているのでは…と思えなくもない。
 
【10,000冊PJ 13/100】